氷河期を耐えた樹木は、シカの大好物「トウヒ」

最終氷期もしくはそれ以前に、本州の広い範囲で分布を広げていたエゾマツの山岳地に取り残された群落の子孫がトウヒであると言われます。トウヒがあまり大量の積雪には弱いとして知られており、日本の山岳が世界有数の多雪地域であるため成長が難しくなったと考えられてきました。現在では、福島県南部から西日本にかけて分布されているのが、その理由です。大台ヶ原地域では、日本の中で珍しいトウヒの純林がありますが、鹿の食害のため希少種となってきており、危機に瀕していると言われています。

トウヒ(spruce)